
「十勝☆夢mill」の小麦粉ができできるまで
1、契約農家「チホク会」にて小麦を栽培
国産小麦の6割以上を生産する大地「北海道」
そこに、小麦に込めた想いを届けたいという想いを持った小麦生産者がいます。
それが「チホク会」です。

食の安心・安全や、顔が見える農作物が声高に叫ばれる前の1990年に、ヤマチュウに小麦の集荷を委託した15名の小麦生産者によりチホク会は設立されました。当初は栽培技術の情報交換や親睦を目的としていましたが、時代の移り変わりと共に、品質向上勉強会や求められている小麦栽培への取り組み、自分達が育んだ小麦を消費者の方に知ってもらう活動等、取り組みの幅を広げていきました。
また、十勝☆夢millの誕生により、製粉工場と小麦の栽培契約を結ぶ「顔の見える小麦の作り手」として、その存在感は増すばかりです。チホク会は、これからも消費者に「美味しい」と言っていただけるよう、真剣に畑と向かい合い、美味しい小麦をお届けします。
畑から想いを込めて。
2、製粉工場十勝夢millに集荷
十勝に初めてできたロール式製粉工場「十勝☆夢mill」

2011年7月十勝初のロール式製粉工場「十勝☆夢mill」が完成しました。
これにより畑での小麦栽培から小麦粉となる一次加工までを十勝内で行うことが可能となりました。「十勝☆夢mill」は小麦生産者グループ「チホク会」と共に運営する工場として、畑と食卓の地理的・時間的な隔たりを乗り越え、「作り手」と「食べ手」がお互い支えあう世界を全力で実現していきます。
3、「十勝☆夢mill」での製粉
「十勝☆夢mill」で小麦を小麦粉に加工します。
最新のテクノロジーと省人化
十勝☆夢millの製粉機器は、150年の歴史から蓄積されたノウハウを持つ、スイスのビューラー社製の機器を全面的に導入しました。最新のオペレーションシステムの採用により、高レベルの省人化を実現しています。
衛生管理
小麦粉と接する部分には、ステンレス製の部品を施用しています。また、金属検出機・内弁式口封機の導入により、異物混入のリスクを、極限まで低減しました。ウエートチェッカー、トレーサビリティーシステムと連動し、安心・安全に取り組んでいます。
4、商品化
農家さんの想いがこもった小麦は「十勝夢☆mill」で強力、中力、小麦のブレンド品種などにより様々な商品に生まれ変わります。
当店ファーム十勝では、この「十勝☆夢mill」で作られた農家さんの顔が見える小麦粉を扱っております。
ぜひ皆さまお試しください。

北海道・十勝の農家さんと「十勝☆夢mill」がつながったことによって変わったこと
今までの複雑な流通
畑と食卓は乖離していました。一般的な流通では、生産された小麦は上場され、各製粉会社の入札を経て食卓へ届いていました。
その流れの中で、生産者は自分達が作った小麦が手を離れた後、どのように製粉され、どこで使われているか知る事が難しい状況でした。また実需者も、どこで作られた小麦なのか、誰がどのような想いで作った小麦なのかを知ることが出来ませんでした。
生産者との直接契約栽培による小麦
生産者の顔が見える小麦粉が実現
「十勝☆夢mill」で原料として使用する小麦は、生産者との直接栽培契約であることから顔が見える小麦粉を製造することが可能となりました。生産者にとって想いや願いを実需者へ伝えやすくなると共に、自分達が育んだ小麦がどこにいき何に使われているかを知ることが
できるようになりました。また実需者は、生産者の顔が見えるようになり生産者にニーズを伝えやすくなりました。
これにより畑と食卓の距離が縮まりました。